下呂旅行1日目食事メモ

新大阪構内:おにぎりセットで朝食
新幹線:スペシャイギリスサンド、秋刀魚姿寿司、大阪寿司
 スペシャルは午後からなんだってよ。京都では早朝から入るらしいのに。それでも、エチゴビールスタウトとイギリスサンドの美味さに無念さも忘れる。
特急ひだ車内:ギネス+琥珀ヱビス、おつまみ
 Tプロ氏が実演。黒い層と琥珀色の層とが分離して面白い。
昼食:下呂「志 む ら」
 味しゃぶのお肉で得しました。新米「龍の瞳」の御飯は噛むと甘みがじわっと来て、食べていて幸せだった。味噌汁にほのかに効かせた山椒の香りも良い。
 それにしても、もっと静かに食べたい。野菜が元気で出汁がちゃんとしてて料理の出る順番がきちんとしているのは、店に感謝し、感動すべきことだが、この店では「当然のこと」である*1。ましてや知った顔で喚き立てる若造などもっての外(なーにが食育だ)。やっぱり5・・・
夕食:小川屋「牛肉の朴葉味噌焼き」
 仲居さんがすっと必要なときに出てきて、それ以外は部屋を出て給仕してくれたので落ち着いて食事できた。こちらも昼食に負けない美味しいお肉でした。焼き物が少し残っているときにごはんを出してくれたので、味噌焼きオンザライス
夜半:赤カブスライス、ピスタチオ、牛時雨煮(志 む ら製)、地酒(日本酒、ビール)
 N氏がカットするための道具を持ってきてくれていたおかげですな>赤カブ
 牛時雨煮なら日本酒よりビールだろうと最初は内心思っていたが、とんでもない。甘みがやや強い飛騨の地酒なら、牛肉のこってりした脂に負けないどころか、相互の旨みを強め合ってくれるので、最高のパートナーとなるのだ。


 飛騨は山国で、昔から肉体労働で疲れた体を癒すような、米の甘味旨味が乗ったお酒がウチの酒の味なんです。(渡辺酒造店社長の次男で、営業の方のコメント)
 ちょっと前に、名古屋周辺の酒屋さんと話をする機会があったのですが、「飛騨の酒は、高山まで観光で行って、ちょっと飲むには旨いんだけど、お土産に買って帰って美味しかった試しが無いんだよね。」と、言われたことがあります。何を飲んだか聞きませんでしたが、確かにどちらかというと飛騨のトラディッショナルな味筋は、ちょっと飲むには甘くて美味しいのですが、続けて飲もうとするとしつこくなるかもしれません。量を飲むお酒ではないかもしれません。肉体労働で疲れた人が、ちょっと濃い味付けの漬物や煮物をつまんで、1合〜2合キュッと飲んで、ばたんと寝て、次の日また頑張るお酒なのでしょう。それでいいんじゃないかと。(坂本酒店のコメント)
飛騨の日本酒のルーツを実感した瞬間だった。

*1:それを分かっているからこの店をコースに入れてくれているのだろうし