ちょっとFAカップ決勝戦→優勝を振り返る

仙人、悪童に手を焼く

キャンベルを押しのけてフル出場し、なんとか0に押さえたトゥレKolo Toure&仙デロスPhilippe SenderosのCBコンビ。しかし仙人ばりの落ち着きとプレーを見せるセンデロスも、悪童ルーニーWayne Rooneyには苦戦。いくら神出鬼没に現れるとはいえ、ブーニーはせいぜい1つ下の悪ガキですよ?修行がまだ必要ですね、仙人さん。

出張前にとんだ侵入者

ようやくゴタゴタが収まったカメルーン代表に復帰する予定のローレンLauren Etame Mayer。6月上旬のワールドカップ予選はコートジボワール追撃に絶対落とせないため、いきなり大仕事をする必要に迫られるわけだが、その出張前のFAカップ決勝では、クリスティアーノ・ロナウドに散々な目に遭わされた。クリスティアーノに何度となくローレンのサイドを破られ、その度に冷や冷やするハメに。幸いクリス君の決定力不足とクロスの拙さに助けられ、全く大事には到らなかったわけだが、ローレンとトゥレが慌てる姿を見ると、もうちょっとうまくやって欲しかったかなーと。ま、シュートは一発も入らなかったわけで「入らなきゃいいんだょ!」とも。

Millennium Stadiumの神レーマン

アンリに「レンズ」と呼ばれてるのをlensと文字って、「アンリに“良く見ろ”って言われてるんだよ」とバカにしてすいません。この試合に限っては「やるときゃやるねぇ」と素直に感心しました。シーズン中のチームの不調は、レーマンだけの責任ではないですね。この試合で一番活躍したのはレーマンです。ブーニーの強烈シュートをファインセーブして、さぞかし痛かったことでしょう。あなたの後釜はきっとベンゲルが探してくれるので、今は休んで(すぐにコンフェデがあるけど)、来季に備えてください。