コストかかりそう

愛知万博は昨日閉幕し、最後の3日間は入場ラッシュが凄まじかったらしい。リニモに乗るのにも待ち時間が発生したことだろう。あれは移動手段というより万博展示の一つでもあるから、訪問者が待ち時間を覚悟の上で乗りたいと思うのは当然だと思う。もっとも、帰りは名古屋駅へのシャトルバスを使うのだけど。シャトルバス乗り場は遠かった。リニモの駅一つ分ですよ。陶芸資料館駅。周りに駐車場と高速道路以外何もない。
で、地域の住民は閉幕後もリニモを使うのか?とかいう危惧が開幕前から報じられていて、今その不安が現実のものになろうとしている。


リニモの総事業費は約1000億円。このうち橋脚などの建設費641億円を国、愛知県などが負担し、車両や軌道などの事業費356億円は同社が支出した。現在は多額の債務を抱えた形で、同社は15年後に単年度黒字に転換させ、26年後に累積赤字の解消を目指す。同社は将来の宅地開発などは想定せず、現在ある沿線の大学・高校に通う教職員や学生・生徒4万数千人と住民の利用を前提に、今年度は1日当たり約31500人、20年後には約35000人の乗客を見込んでいる。<中略>同社が期待を寄せる周辺学生は万博開幕中、リニモが大混雑で日常の足として不便だったことから多くはバスを利用した。定期券の切り替え時期となる10月以降、リニモを利用する学生がどれだけ増えるかが、まずは鍵を握っているといえる。
ちょっと、学生だのみかよ。少子化が進んでリニモ圏の周辺大学もどうなるか分かりませんよ?将来の宅地開発などは想定していないらしいですが、きっと「住宅作ってー」と泣きついてしまうに違いない。しかし、そうなると環境に優しい万博はどうなった?みたいなことに。
ところで、リニモからも見えていたでかい観覧車はどうなるんだろ?