Snowboard Cross Women

予選(タイムトライアル)でも決勝ラウンド(レース)でも、転倒選手が続出。失格者も負傷者も出ましたね。

藤森が健闘

予選(23名→16名)タイムが15位で通過した藤森由香が、準準決勝(16→8名)をヒート2位で通過し、最終的に7位に。これも前走者が転倒してくれたおかげ。2度3度とバランスを崩して失速してラストバンクまで最下位を走っていたのに、2位&3位の選手たちの転倒からチャンスを掴んだ。攻めの姿勢より、手堅さと「タナボタ」を生かしたことがプラスに働いたんでしょう。
スモールファイナル(5-8位)決定戦で2位でゴールできれば入賞だったんですが。このレースは1人棄権して3人で走り、前走者2人が転倒したんだけど、すり抜けられなかったみたいで。

勝戦

http://www.torino2006.org/ENG/OlympicGames/news/news_eng161349.html
↑ビッグファイナル(1-4位)はすごかった。最終的に1位になったターニャ・フリーデン(スイス)以外、全員転倒しちゃったんですね。予選から準決勝まで最速でノリノリだったマイール・リッカー(カナダ)がカーブのネットを突き破ってコースアウトし担架で運ばれたり。圧巻はゴール手前まで1位独走していたジャコベリス(アメリカ)が坂でエアを見せつけて転倒、フリーデンにゴール手前で逆転されるシーン。ネタが満載の競技でした。
これらの展開のおかげで競技の面白さを味わえました。吉田伸男の実況の良さも観戦の魅力を増した一因ですな。しかしこれは、自分の子どもには絶対にやらせたくない競技の一つですな。見てるだけで十分。