京都国際マンガミュージアム「少女マンガパワー!」(8.14)

 今まで京都に結構足を運んでいながら、注目施設のはずのマンガミュージアムには行ったことがなかった。調べてみると特別展もやってるし、さまざまな資料も常設展示されてるし、いい施設なんだろうなと淡い期待を持って訪問。
 ところが、マナーの悪い訪問客(子どもさんとかあんちゃんとか)が開架のマンガを階段や床で読みふけっているために通路が狭くなっており、「なんじゃこれ」と感じた。読むための椅子とかスペースは十分に確保されていないようだった。友人いわく「なんだこの野戦病院は」と。
 特別展で見たかったものは手塚治虫CLAMP手塚治虫の「リボンの騎士」や「双子の騎士」、「火の鳥」は感慨深かった。CLAMPのとこでxxxHolicのイラストが大きく扱われていたのは嬉しい。ただしこれが少女マンガなのかどうかは疑問だ。ほかに掲載されてるのは「ツバサ」、「ちょびっツ」、「C.C.さくら」だったが、さくら以外は少女マンガだとは思えん。少女マンガなら、レイアースとかCLAMP学園探偵団とかが出てくると思っていたので少しがっかり。もうちょっとスペースとらないといけないと思う。敷地自体が狭いから仕方ないのだけど、特別展に関しては過度の期待をしないほうが良いと思う。
 マンガの開架本棚の通路を通過してるとき、廊下や階段に座り込んでマンガを読みふける訪問者の姿が目立った。それだけ没頭してるということだが、じゃまなことこの上ない。雰囲気も良くない。マンガの閲覧前提の施設なのに、椅子がほとんどない。これはマンガ図書館的にダメなんじゃないか。設置者はもうちょっと考えてほしいもんだ。
 コンセプトは悪くないけど、もうちょっと開架閲覧スペースを広くとらないといけないかな。ところで、建物前の芝生スペースは必要なのか?