星の王子さま、新訳購入。

三野博司訳「星の王子さま (RONSO fantasy collection)論創社、2005/06/16発売
各ページの下にLe Petit Princeの文字が入っている。あとがきに内藤訳と異なる点を数カ所言及していた。私は立ち読みして表現の感じが気に入ったというのもありますが、何より帯の宮崎あおいの写真に引き寄せられて(略なお、三野氏は星の王子さま」の謎という本を、近日同じ出版社より発刊する予定。
あと、新訳者の一人である倉橋氏のインタビューが載っている星の王子さまの本を書店で読む。倉橋氏によると原文を読んだ感想としては、語りの口調が、反復的表現の多用で子どもを対象としたものであるという印象を持った一方で、話の筋は、ストーリーの構成がある程度決まっている童話というより、小説のそれであるという感じがしたという。そのため、読者の対象をあえて大人にし、子どもが読む時は少し背伸びして国語辞典をひいて読んでくれれば、と思ったとか。訳にあたっては英語訳とスペイン語訳も参考にしたとか。アマゾンで取り寄せるよりは、現物を書店で確認してから購入した方が良さそう。6月末には新訳が3冊発刊され、比較吟味できるので、それから購入するのもいいでしょう。