島田雅彦の次回号のが気になり出した

すばる 2005年 07月号の「AMEBIC」は読み終わり、島田雅彦「テイレシアスの末裔」の短編を読み進めると…ちょ、これ連載かよ!?毎月 900円のもんを買うなら、単行本買った方が安いという算段だが、一度読み出したらそんなに待っていられるか。あー続きが気になる。
島田雅彦「テイレシアスの末裔」のあらまし。google:テイレシアスは、ギリシャ神話に現れる盲目の予言者(預言者)である。googleの検索結果の最初のものをコピペして指摘した人がいたが、「預言者」でも少なからずヒットした。ただwikipediaの説明では「予言者」なので、おそらくこちらが妥当なのだろう。
ナルコレプシーの15歳の少年ナルヒコは、昏睡した時に予知夢を見る能力を持っていて、その力を利用しようとする周りの大人に振り回されるが、ある時、能力の源流となった今は亡き祖母の故郷に行くため、主治医と空港に行った時到着ゲートに引き寄せられるように近づき、そこから出てきた美しい少女が通り過ぎた時、背筋に電気が走り、目の前が真っ赤になる。「彼女は人を次々と不幸にいざなうであろう」という警告。しかし、誰を不幸にするか分からないし、もはや彼女と再会することもない。残ったのは恐怖の予感。